ミネラル【五大栄養素】

栄養




ミネラルとは

ミネラルは私たちの体にとって重要な役割を持つ五大栄養素のひとつです。

ミネラルには人間の臓器や細胞の活動をサポートしたり歯や骨のもとになったりといったとても重要なはたらきがあり、生きていくうえで欠かせません。

そんなミネラルの正体は、岩や土に含まれる「無機質」と呼ばれるものです。

無機質とは、地球上にある118種類の元素のうち、水素、炭素、窒素、酸素を除いた元素のことです。

カルシウムや鉄などたくさんの種類があり、現在では114種類もの成分が発見されています。

必須ミネラルの種類とその重要性

現時点でヒトの体に必要なことが分かっている「必須ミネラル」と呼ばれ、16種類あります。

必須ミネラルが不足してしまうと、体にさまざまな不調が起こる可能性があります。

例えば、汗を多くかく夏にはミネラル不足で熱中症になってしまうことがあります。

汗をかくと、水分とともにナトリウムを中心とした体にとって重要なミネラルも失われます。

体内にナトリウムなどのミネラルが不足した状態で水分だけを補給しても、熱中症の症状が現れてしまう可能性があるので注意が必要です。

また、カルシウムが足りないと骨粗しょう症の原因になってしまいます。

そのほかカリウムが不足すると脱力感や食欲不振が見られることがあります。

このようにミネラルが不足するとさまざまな体の不調の原因になってしまう可能性があるため、必要な量の必須ミネラルをしっかり摂ることが重要です。

実は人間の体の中でミネラルを作ることはできないため、ミネラルを含む食べ物を摂取することが必要です。

日頃の食生活において十分な量のミネラルを摂ることを意識すべきだといえるでしょう。

ただし種類によっては摂り過ぎると過剰症や中毒を引き起こしてしまうため多く摂れば良いというものでもありません。

しっかりと摂取の目安を把握し、バランス良くミネラルを摂るようにしましょう。

カルシウム

カルシウムの働きというと骨を作ることが有名ですが、それ以外にも血液の凝固作用や筋肉の収縮作用にも欠かせないものです。また、神経の興奮や血圧をコントロールする効果もあります。カルシウムが不足すると、骨粗しょう症や痙攣などが起きたり、イライラや動悸、息切れといった症状が現れたりすることもあります。

マグネシウム

成人の体内に30gほどあるマグネシウムは、頭骨や骨格を構成する成分としての役割や、たんぱく質を合成する作用などがあり、神経や筋肉の興奮や緊張を正常化する働きもあります。体内で微量しか存在しないマグネシウムですが、不足するとイライラ、手足のふるえ、痙攣、不整脈、心臓発作、歯の形成不全など、体のバランスが大きく崩れる原因となります。

リン

体内にあるリンのうち80%はリン酸カルシウムとして、骨や歯の形成に使われています。また、残りは腎臓と心臓の働きや脳や神経の伝達といった役割も。リンが不足すると、疲労感や食欲不振、骨粗しょう症、関節炎、筋力や集中力の低下、体重の減少など深刻な症状が現れます。

カリウム

カリウムの主な役割は、細胞内液の浸透圧の調整、筋肉の収縮や神経の刺激伝達などです。不足することによって、倦怠感やめまい、吐き気、しびれ、不整脈、高血圧をはじめとする深刻な症状が現れることもあります。

ナトリウム

ナトリウムの主な役割は、体液浸透圧の維持、神経の刺激伝達、食欲の増進などです。ナトリウムが不足すると血圧低下や吐き気、頭痛、目眩、疲労感などの症状が現れますが、反対に過剰に摂取しすぎると高血圧や動脈硬化といった深刻な症状の原因となることもあります。

硫黄

硫黄は健康な毛髪や皮膚、爪、軟骨、骨、腱などを作るのに必要な成分です。不足することで、髪の抜け毛、皮膚炎やシミの原因となったり、爪がもろくなる原因にもなります。

塩素

塩素には胃酸の成分になったり、肝臓の働きを助けて体内の老廃物を除去したりする役割があります。普段の生活では充分に足りている成分ですが、下痢をした時や、大量に汗をかいた時には塩素が不足してしまうこともあります。

ミネラルは体内で合成することができない栄養素ですので、食品などから摂取する必要があります。不足すると様々な健康トラブルの原因となりますので、食品だけでなく毎日飲むお水からもミネラルを補給していきましょう。アクアクララのお水はミネラルがバランスよく配合されているので、毎日の飲料水に最適です。

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